「やる気」が出るコツ、続くコツ 〜わかっているけど動けないあなたへ
著:和田裕美
ダイヤモンド社
著:和田裕美
ダイヤモンド社
■Summary
やる気を出して、モチベーションを高く持ってとにかく頑張る。そうした方がいいのは分かっていても、それでも動けないことってある。どうすればやる気を出すことができるのか、一度出したやる気を持続することができるかについて書かれた本。
■Highlight
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「そのときは失敗に見えたかもしれないけれど、それは単なる分岐点だっただけだと思う……レールをはずれたことによって旅先が変わったの。道も変わったの。でもそれは悪い結果でなくて、もっと深くていろいろなことを学べる道だっただけ。そうでしょう? その過去と今はつながっているのだから、それを否定したら今を否定していることになるもの。今、目の前にあること全部。だから、失敗じゃない! 今の人生も最高!」
…
過去は変えられないと言いますが、過去に起こった事実を変えることができなくても、過去に対する概念は変えることができます。
そうやって過去のしがらみから自分を解放してあげてください。
そこで煮詰まったまま落ち込んでいたら、「やりがい」も「やる気」も「感謝」も生まれないのです。
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この間も書いたけれど、ほんの十年くらい前の自分は、人の嫌なところを見てばかりだった。それって、結局は自分のことを大切に思えていないからだったんだと思う。
そんな自分がどうやって変わったのか。正直、たった一つのきっかけで劇的に自分が変化した、というような魔法はない。その時々で出会えた恋人や友人、同僚から影響を受けたり、色々な本を読んだり、スポーツを見て頑張りに感動したり、とにかく色々なことが重なって少しずつ今の自分になれたのだ。
そのきっかけの一つ、でもとても大きなきっかけが、和田裕美さんとの出会いだった。
営業で結果が出なくて苦しいときに彼女の本を読み始めたのだけれど、営業だけじゃなくて生き方そのものに大きく影響を受けた。
すぐにへこたれる自分だけれど、そんな自分も許せるようになったら、結果的に乗り越えることができるようになった。
「よかった」「幸せ」って意識的に口に出せるようになった。
人のいいところを前よりは見つけられるようになった。
そうやって変わった自分のことを、好きになれた。
そして、今もまた仕事を辞めようとしている私だけれど、今の会社で成長させてもらえたことは絶対忘れないし、きっと今の決断がきらきら輝く未来を作るはず、って信じている(ちょっと無理しつつ…)。
どんな未来がやってきても、今の決断を後から振り返って「失敗だった」とだけは絶対に言わないようにしよう。
わくわくする未来を楽しみに、これからも頑張ろう。
ところで、和田さんがいつも書かれている言葉で、「一日の終わりに必ず『よかった』ことを思い出して、その日をハッピーエンドにしよう」というものがある。
というわけで、早速実践。今日の「よかった」探し。
ランチで「頑張り方」の話を聞けたこと。
帰りの新幹線で食べたアイスクリーム。
不思議な雲。
飛行機雲。
家に帰った時に遠くで花火大会がやっていて、屋根越しだけど見れたこと。
こんなにたくさん!今日も幸せだった。皆さんありがとうございます。明日も幸せな一日を過ごせますように。